“長さ”は、哲学に通じるかも知れません。
それは、自らのものづくりに真摯に向き合おうという姿勢であり、
より良い環境に身の回りを整えていく手段です。
この長さという抽象化された道具を使い、ものづくりを具体化すること。
それが私たちの生業です。
あらゆる生物はより良い居住空間を育むために、群れて共存し合い、一方で対立します。
変わりゆく環境に、柳のようにしなやかで張りのある成長が求められています。
そして、人類は進化していくため、知りえた経験を活かし探求しています。
疑問は追求の源であり、推測は好奇心です。
知識や知恵によって複雑に絡み合った状態から規則性や関係性を見出すこと。
それが進化のバイタルであり、創造力や表現力に繋がります。
深層学習が発展し、不確かなものから本質を見出す幅がこれからも広がっていきます。
私たちは足したり引いたり、掛け合わせ比較することで、生きる力を切磋琢磨し、
驕ることなく育んでいきます。
そして共感性や意外性を身に着けることで、レジリエンスを高めます。
ものがものを言うゲージングマインドを信条に、わたしたちは、これからも長さが哲学である所以を深め、気配りしてまいります。
感謝していくことは、皆様と共に学び合うこと。察するものづくりに向けて。